2006年 02月 18日
トレーニング22日目 |
木曜日はうってかわってみぞれ雪が降っていたが、気温はそれほど低くなかったので、この日も早朝トレに出かけた。台原森林公園コース8kmJOG。この日は、スピードは抑えて、時速8~9kmのLSDトレにした。このくらいの距離では右ひざも痛みは出てこないが、20kmくらいを走るとどうか?そこが少し不安なので、なかなか距離を伸ばすことができない。
なるべく足をやわらかく着地するように心がけた。特に下り坂。足を置いていくような形で。
帰ってきて鏡を見ると、全体的に少し肉がついた感じである。筋肉も脂肪も両方ついている。毎朝走っているととうぜん気分はさわやかで食欲は増すので、ゴハンはもりもり食べるようになる。そのほかに飲みながらつまみに柿の種もバリバリ食べたりする。甘いものも嫌いではないのでバレンタインにもらったチョコも食べてしまう。会社の帰りに肉まんを買い食いしたりもする。プロテインも飲んでいる。そんなわけでいくら脂肪燃焼しても追いつかないで、新たな脂肪が日々くっついてしまっているようだ。
とはいえ、毎日走っているのでさすがにそれほど体重は増えていないが、ひざの負担を軽くするためにも、あと3kgほどは痩せたい。
★この日のRUNNING IPOD
昨日、家のCD棚を点検したら、オペラ「トスカ」の全曲盤CDは全部で9セットほどあった。
(7セットだと思っていたが、封を切っていないCDがさらに2セットほどあった)
このあやしげなCDはその封を切ってないうちのひとつ。東京に出張したときに新宿のタワレコあたりで購入したものだと思う。
スヴェトラーノフ指揮のロシア国立歌劇場。歌唱がなんとイタリア語ではなくロシア語である。
どうせゲテモノだろうと思って期待しないで聴いてみたらこれがとんでもない代物だった。第一幕からオーケストラの豪壮な響きに圧倒される。ブラスがぶっとく風圧がガツンとくる感じ。昨日聴いたメータ盤のオケなどは頬をなでるさわやかな風のようだったが、えらい違いである。しかもただ荒いだけではない。壮年期スヴェトラの仕事はアーティキュレーションなども絶妙かつ音楽的でムラヴィンスキーにも負けないような天才性がある。ロシアのオケの弦の響きは人工甘味料・着色料をいっぱいまぶしたキャンディーのように妙な甘い響きだが、統率力が完璧なので、叙情部分の響きには何か恍惚としてしまう。
さらに驚くのは歌手で、このzurab andzhaparidzeなるテノール歌手はなにものか?ぼくはまったく知らなかったが、ロシアには恐ろしい歌手がいたものである。モナコ、コレッリにじゅうぶん比肩しうるテノーレ・ロブストの逸材である。しかも声をコントロールしようという意思が希薄で、野放図にフルパワーで歌いまくる、幕間に焼け付く喉にウオッカでもあおっていたのではないか?とにかこのロシア語の「星は光りぬ」は一聴の価値がある。脳髄がしびれてくるような殺人的にすさまじい歌唱である。
トスカのtamara milashkinaは巨乳の秋田の体臭のきついホステスに体を密着させられて窒息死させられるような、ものすごいスラブ系トスカでこっちもたまらない。
スヴェトラーノフといえば、ぼくは中学生の時にはじめて聴きに行ったコンサートが、このスヴェトラーフ指揮のロシア国立管弦楽団だったのである。ピアノ独奏者は中村紘子おばさまだった。曲はチャイコフスキーの交響曲5番とラフマニノフのPコンチェルトの2番だった。
ぼくははじめてのクラシックコンサートということですごくわくわくして、1ヶ月くらい前から、家にあったクラウディオ・アバド指揮シカゴ交響楽団のレコードで毎日チャイコフスキーのシンフォニーを予習していたのである。
で、いざ聴きに行くと、なにしろ指揮がスベトラ指揮のロシア国立管だから(笑)そのアバドのオーセンティツクな演奏とはあまりにもかけ離れたトンデモ演奏で愕然としたことを今でもはっきり覚えている。
スベトラはもう完全に腹芸というか、腕を振らず腹と目だけで指揮をしていた。ロシア国立管は音量のでかさと、ブラスのとんでもないヘビー・メタルな響きにびっくりしたが、演奏自体はとても粗く汚かったような記憶がある。アバドのジェントルな演奏で予習していた中学生の耳には、あまりにも刺激が強すぎ、規格外すぎて、感動するというところまではいかなかった。
何事もはじめてが肝心。幼い頃に受けるファーストインプレッションというのは強いもので、爾来今まで、スヴェトラといえば「迫力だけはあるが汚いゲテモノ」というイメージがこびりついてしまい、敬して遠ざけていたふしがある。感じで言うと、原田知世ちゃんのグラビアでマスターベーションしていた少年が、いざ初体験ということになったら叶姉妹が出てきて童貞を奪われたようなものである。刺激が強すぎた。
ただし、日本には根強いファンがいっぱいいて、このようなすごいファンサイトまであるのは知っていた。許光俊さんなんかもよく絶賛していたし。
なるほど、スヴェトラーノフ、じつにあなどれないすごい巨匠だったのだなぁということを、ぼくもこの「トスカ」レコードではじめて知った。開眼である。スヴェトラのオペラ、ロシアものの録音はないのだろうか?たとえば「ボリス・ゴドゥノフ」とか。チャコフスキーの「オネーギン」とか。あればぜひ聴いてみたいのだが。
とも4768さんの日記にトラバさせていただきました。
なるべく足をやわらかく着地するように心がけた。特に下り坂。足を置いていくような形で。
帰ってきて鏡を見ると、全体的に少し肉がついた感じである。筋肉も脂肪も両方ついている。毎朝走っているととうぜん気分はさわやかで食欲は増すので、ゴハンはもりもり食べるようになる。そのほかに飲みながらつまみに柿の種もバリバリ食べたりする。甘いものも嫌いではないのでバレンタインにもらったチョコも食べてしまう。会社の帰りに肉まんを買い食いしたりもする。プロテインも飲んでいる。そんなわけでいくら脂肪燃焼しても追いつかないで、新たな脂肪が日々くっついてしまっているようだ。
とはいえ、毎日走っているのでさすがにそれほど体重は増えていないが、ひざの負担を軽くするためにも、あと3kgほどは痩せたい。
★この日のRUNNING IPOD
昨日、家のCD棚を点検したら、オペラ「トスカ」の全曲盤CDは全部で9セットほどあった。
(7セットだと思っていたが、封を切っていないCDがさらに2セットほどあった)
このあやしげなCDはその封を切ってないうちのひとつ。東京に出張したときに新宿のタワレコあたりで購入したものだと思う。
スヴェトラーノフ指揮のロシア国立歌劇場。歌唱がなんとイタリア語ではなくロシア語である。
どうせゲテモノだろうと思って期待しないで聴いてみたらこれがとんでもない代物だった。第一幕からオーケストラの豪壮な響きに圧倒される。ブラスがぶっとく風圧がガツンとくる感じ。昨日聴いたメータ盤のオケなどは頬をなでるさわやかな風のようだったが、えらい違いである。しかもただ荒いだけではない。壮年期スヴェトラの仕事はアーティキュレーションなども絶妙かつ音楽的でムラヴィンスキーにも負けないような天才性がある。ロシアのオケの弦の響きは人工甘味料・着色料をいっぱいまぶしたキャンディーのように妙な甘い響きだが、統率力が完璧なので、叙情部分の響きには何か恍惚としてしまう。
さらに驚くのは歌手で、このzurab andzhaparidzeなるテノール歌手はなにものか?ぼくはまったく知らなかったが、ロシアには恐ろしい歌手がいたものである。モナコ、コレッリにじゅうぶん比肩しうるテノーレ・ロブストの逸材である。しかも声をコントロールしようという意思が希薄で、野放図にフルパワーで歌いまくる、幕間に焼け付く喉にウオッカでもあおっていたのではないか?とにかこのロシア語の「星は光りぬ」は一聴の価値がある。脳髄がしびれてくるような殺人的にすさまじい歌唱である。
トスカのtamara milashkinaは巨乳の秋田の体臭のきついホステスに体を密着させられて窒息死させられるような、ものすごいスラブ系トスカでこっちもたまらない。
スヴェトラーノフといえば、ぼくは中学生の時にはじめて聴きに行ったコンサートが、このスヴェトラーフ指揮のロシア国立管弦楽団だったのである。ピアノ独奏者は中村紘子おばさまだった。曲はチャイコフスキーの交響曲5番とラフマニノフのPコンチェルトの2番だった。
ぼくははじめてのクラシックコンサートということですごくわくわくして、1ヶ月くらい前から、家にあったクラウディオ・アバド指揮シカゴ交響楽団のレコードで毎日チャイコフスキーのシンフォニーを予習していたのである。
で、いざ聴きに行くと、なにしろ指揮がスベトラ指揮のロシア国立管だから(笑)そのアバドのオーセンティツクな演奏とはあまりにもかけ離れたトンデモ演奏で愕然としたことを今でもはっきり覚えている。
スベトラはもう完全に腹芸というか、腕を振らず腹と目だけで指揮をしていた。ロシア国立管は音量のでかさと、ブラスのとんでもないヘビー・メタルな響きにびっくりしたが、演奏自体はとても粗く汚かったような記憶がある。アバドのジェントルな演奏で予習していた中学生の耳には、あまりにも刺激が強すぎ、規格外すぎて、感動するというところまではいかなかった。
何事もはじめてが肝心。幼い頃に受けるファーストインプレッションというのは強いもので、爾来今まで、スヴェトラといえば「迫力だけはあるが汚いゲテモノ」というイメージがこびりついてしまい、敬して遠ざけていたふしがある。感じで言うと、原田知世ちゃんのグラビアでマスターベーションしていた少年が、いざ初体験ということになったら叶姉妹が出てきて童貞を奪われたようなものである。刺激が強すぎた。
ただし、日本には根強いファンがいっぱいいて、このようなすごいファンサイトまであるのは知っていた。許光俊さんなんかもよく絶賛していたし。
なるほど、スヴェトラーノフ、じつにあなどれないすごい巨匠だったのだなぁということを、ぼくもこの「トスカ」レコードではじめて知った。開眼である。スヴェトラのオペラ、ロシアものの録音はないのだろうか?たとえば「ボリス・ゴドゥノフ」とか。チャコフスキーの「オネーギン」とか。あればぜひ聴いてみたいのだが。
とも4768さんの日記にトラバさせていただきました。
by shinichirowien
| 2006-02-18 08:17
| 練習日記